頭の中のさまざまのこと

すきなこと、考えていること

グループ展2023の話

今年も開催しました、友達たちとやるグループ展。

昨年の様子に触れています

テーマはすぐに決めるのに、結局本格的に制作し始めるのは搬入2週間前、みたいなことを7回繰り返すと、2023年の夏に辿り着きます。

自分の作品の設置はすぐ終わったので(なるべく安くラクチンに!がモットー)、合作の展示用にひたすらハリパネ*1を切ったりした。めっちゃ綺麗に切れた!仕事ではポンコツのくせにこういうところはちょっと器用。そのたびに褒めて!と大声を出してはえらい!の声をもらい続けた。みんな付き合ってくれてありがとう。

今回はみんなサイズや量に気合いが入っていて、前日から現地で展示作業を進めていた友達や、当日なんとかなるでしょの精神で挑んで、みんなで手伝っても尚ぜんぜん終わらない友達もいた。いつまでも計画を誤り続ける友達たち、最高だな。嫌味ではなく。

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ハリパネ作業の合間

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大きい作品はみんなでお手伝い

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虫ピンを打つソウルメイト、と作品を下から支えている私

合作の参考にとみんなで牧場に出かけた件は、無事にひとりの作品の一部となった。早起きして開園ダッシュした甲斐があった。

早起きして開園ダッシュした話

ハンバーガーの絵を描いてきた友達がいて、みんなすぐ感化されてお昼ごはんは全員でハンバーガーを食べに行った。食べたいと思ったものを実際に食べに行ける、大人になってよかったことのひとつ。

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美味しかった!残さずいただきました。仲間内では私が一番食いしんぼう。ご馳走さまでした

ちなみに、毎回仲間内でコンペをやって決めるDMやポスターのデザインは、今回私の案が採用された。お絵描きアプリで2種類イラストを描いて、それぞれを使った案を出した。その2パターンのうち、自分的にはイマイチかな〜と思っていたほうが票を集めたので驚いた。「自分の感覚と他者のそれは異なるので、イマイチだと思ってもとりあえず出してみるとよい」の言説が証明されたね。調子に乗って同じデザインでTシャツをつくったらみんな買ってくれて、しかも搬入の日に着てきてくれた。記念撮影のときにわざわざ着替えてくれる友達までいた。優しすぎる。本人(私)は別に要らないやって買ってないのうける。

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友達が着ている自分デザインのTシャツを指差す私

 

会期中は色んな人たちが来てくれた。うちの劇団員たち、高校からの友達・先輩方・そして担任の先生(数学)!先生とは年に1度この時にしか会えないから、自分が在廊している時に来てくれるとすごく嬉しくて声のトーンが気持ち悪くなってしまう。先生、私たち今年で32歳だよ。そう言って笑うと先生は大袈裟にのけ反ってくれる。元気そうで良かった。いつまでも健康でいてね。ごはん誘ってくれたら奢っちゃうぜ。

そしてやたらと私を気に入ってくれている、某ギャラリーのオーナーTさんも、個展で会った時の約束通りDMを送ったら本当に来てくれた。じっくり観てくれたので、好きな作品ありましたかと尋ねたら、全部だよと言ってくれて、グループ展自体から滲み出るスタンスみたいなものをひとしきり褒めて帰っていった。Tさんは私がどんなにフランクに話しかけても必ず敬語で返してくれるし、芸術語りたいジジイみたいに絡んできたりしないので、いい人です。

個展に行った話をしています

 

 

在廊していて思うのは、人は意外と展示会を覗きに来てくれるということだ。

ギャラリーの立地も大いに影響しているとは思うけど、小さい人たちを連れた保護者さんたちがふらりと立ち寄ってくれる。小さい頃からこういうちょっとしたアートにわけもわからず触れる経験はきっと素晴らしいよなという気持ちと、しかしその機会の有無は小さい人たち本人にはどうしようもない要因によって左右されるんだろうなという気持ちが同時に存在して、手放しでいい話にはできない。

ちなみに、在廊中は暇なので、詩集を読むのがおすすめ。小説でも何でもいいと思うのだけれど、詩集はたいていどこから開いて読んでもいいし、中断しやすいので。私は今回萩原朔太郎の詩集を読んだ。自序や、友達の室生犀星が寄せた「珍らしいものをかくしてゐる人への序文」、北原白秋が寄せた「序」が良すぎる。愛ってこんなふうに言葉にできるのかと思う。詩集自体も好きだけど何度読んでもこれらからたちのぼる愛に、いつも撃ち抜かれる思いがする。あと、序文の最後にある「何年何月何日   どこかにて   著者」みたいな、場所とかが細かく書いてあるやつすごくいいよね。あ〜ここで書いたんだって、行ったこともないし想像もできないのに、その景色と机に向かう背中が見えるみたいで、本当にそこに生きててそこにいたのだという事実が急に輪郭を持ち始める感じがする。

 

休日出勤があって最終日のバラシ*2には参加できず、作品は全て友達たちに処分してもらった。元々こうする予定だったので、記念写真を撮っておいた。立体作品は初めて作ったけど、いい感じだった。

3枚目のスケッチ群?は全て一発描きで(そもそもスケッチとはそういうものを指す言葉のような気もするけど、どうなんだろう)、失敗しなかったの?とソウルメイトは不思議そうだった。この時うまく説明できなかったし、今もできそうにないんだけど、なんというか、この作品には失敗という概念を適用させるつもりがなかった。線がどうなったってそれはそれでよし!それを失敗にカウントしません、なぜならそれはそれで味があっていい感じだと思うから!の精神で描いた。やっぱりうまく言えないな。でもこの作品は何人か写真撮っていってくれて嬉しかった。*3

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打ち上げは今度やる予定。みんなといると17歳に戻っちゃうけど体はしっかり31歳、牧場の丘ダッシュに続いてまたもや体力の限界に挑戦する遊びのフラグが立っている。楽しみ〜!

 

 

かなりとりとめのない書き方になった。それにしても、第7回だって!すごいな。もうすぐ10周年じゃん。10周年ってバンドだったらフェスやるレベル。おれたちもやるか、フェス。

 

 

 

 

 

*1:写真や紙を片面に接着できるようになっている、発泡スチロールみたいな素材のボード。さまざまな厚みや大きさがある

*2:舞台用語。全公演終了後、持ち込んだ大道具小道具などを全て劇場から撤去して、劇場を現状復帰させること。楽屋も全部片付ける。退居みたいな感じ

*3:ギャラリー内は写真撮影も動画撮影もOKにしていた

リップを買ってパフェを食べた話

記事を出来事で分けて書こうの試み、継続。内容はタイトルで全て説明している。

 

 

 

私には高校生時代から交流が続いている、気の置けない友達たちが何人かおり、有志で不定期にコスメ会(デパートのコスメフロアをうろうろして買いものをする会)を開催している。今回はソウルメイトがアイシャドウが欲しいというので開催した。広く参加を募ったものの、なんだかみんな都合が悪く、結局私とソウルメイトのふたりで出かけることになった。

私といえば、転職してしばらくは気を張っていたのでメイクをして出勤していたが、数ヶ月で飽きたので今はもうすっぴんで通している。チームは女性がほとんどで、さらにメイクをするタイプの人が大多数を占めているが、私のすっぴんについて上司との面談でも特に何も言われなかったので、そのままにしている。というわけで化粧品があんまり減らない。とはいえ、たぶん使用期限というものはあって、使い切っていなくても買い替えるべきではあるのだろう。私もついでにリップを探すことにした。

 

久しぶりにうろうろするコスメフロアは心なしか少し空いていた。まずは開催のきっかけであるソウルメイトのアイシャドウ探し、と思いきやファンデーションが欲しいらしい。存分にタッチアップ*1してもらおう。

特にブランドにこだわりはないようだったので、私がいま使っているジバンシイを紹介して連れていったら、お気に召したようだった。良かったよかった。

私が使っているやつ。リキッドのグロウタイプ。引くほど伸びるので全然減らない予感。

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私のリップ探し。コンセプトは「血色感」。普段ふとマスクを外したときの色の悪さに自分でちょっとショックなので、なんとか生きてる人間感を出していきたい。というわけでこちら。MACのビジネスカジュアル。オールシーズンいけるということで勧めてくれた美容部員さんありがとうございました。

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ソウルメイトも何やら別のブランドでリップを買っており、お買いものは終わった。

 

都合をつけてくれた友達がひとり合流し、まずは寿司を食べた。寿司はいつ食べてもいい。美味しいからね。入店待ちの間、お互いの推したちの近況報告をした。ACIDMANのオオキ先生もRADWIMPSの野田くんも元気そうでよかった。友達たちは、ましゃ(福山雅治)の武道館とショーキチさんの3daysの全てのチケットがご用意されなかった私を慰めてくれて優しかった。寿司は提供される端から食べ尽くしたので写真はない。寿司はすぐ食べるのが美味しいので。

 

パフェ。パフェもいつ食べてもいい。

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というわけで、夏のコスメ会&パフェ会の思い出でした。なんでもない話になっちゃったな。でもこういうのがいいよね。楽しかった!またやろうね。

おわり。

 

 

 

 

*1:ファンデーション、アイシャドウ、リップなどのコスメ商品を、実際に自分の顔にのせてみて色味や使用感を確認すること。大抵はそのブランドの美容部員さんがやってくれるが、コロナ禍の影響でセルフサービススタイルのところもある。英単語の頭文字をとってTUと表記されることもある

牧場に行った話

記事を出来事で分けずに書くので毎回近況報告が長文になってしまう問題を解決すべく、まずは先月牧場に行った話をしようと思う。

 

 

 

 

私には高校時代から今も交流が続いているありがたい友達たちが何人かおり、さらにそのうちの数人と毎年グループ展をやっている。先月の牧場行きはその展示会に向けた創作のヒントを探るためのイベントであった。オンライン打ち合わせでそのアイデアが出て、みんなで乗り気になり、「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった。*1

メンバーは、いつかツイスターゲームを一緒にやって遊んだ面々です。ただし1名都合により欠席。

サムネがオチ

 

正確に言うと乳搾り体験を目指していた。雪印こどもの国牧場では、11時と14時に体験が行われており、定員は各回50名で、開園時刻の9時半からなんと両回の予約がまとめて受付される。「どんなところにもガチ勢はいる。ディズニーランドよろしく開園ダッシュをしないと、予約が埋まってしまうかもしれない」という心配性な私の "かもしれない運転人生" に爆笑しながら付き合ってめちゃくちゃ早起きしてくれた友達たち、ありがとう。一生一緒にいてくれや。

 

こどもの国線という路線の電車に乗る。乗り換えで誤って改札を出てしまい、駅員さんに入場記録を取消してもらい、丁寧に道順を教わる。このミスは結構あるあるらしく、説明してくれる口調には淀みがない。ホームは既にはしゃいでいる小さい人たちとその保護者であふれており、幸先がよい。

うしでんしゃ

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最寄駅から少し歩く。入場口が近づくにつれディズニーランドの入口をかなり小規模にしたみたいな、それでも形成はされている入場待機列が見えてきて、青ざめる我々。慌てて入場券売場に駆け込む。おとな600円。安くて変な声でる。ちゃんと儲けてくれ。それはそれとして、初夏の牧場の人気をナメていた。でも、そうだよな、牧場、楽しいよな。うしさん見たいよな。わかるよ。

 

入場。事前に公式サイトでざっくり見てはいたけど、念のため園内マップを確認する。

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広くね?(当たり前体操)

しかし乳搾りガチ勢たちはこうしている間にも確実に受付のえさ売場への距離を詰めているはずなので、とにかく出発した。

千と千尋みたい!」「振り返っちゃだめだよ!」と大はしゃぎしながら通ったトンネル

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牧場エリアに入る道に、消毒液が染み込んだマットが置いてあり、めちゃくちゃ踏んで靴の裏をびしゃびしゃにした。もし何か病気を持ち込んでしまったら、最悪健康な動物たちすらも殺処分しなければならなくなる場合もある。大事なことです。

そうして受付には果たして間に合った。ガチ勢への懸念は杞憂であった。氏名、住所、電話番号、直近の海外への渡航歴などを、代表者だけでなく全員分用紙に記入する。これも大事なことです。しっかり書きました。

気が引き締まったところで、体験までの間ぶらぶらする。ひつじさんたちがいました。お名前一覧表があったので読んだら、「カルアミルク」「コークハイボール」といったお酒の名前が並んでいて、飼育員さんが自分が大好きなものの名前をあげたんだなあとほっこりした。

ちいさくて白いいのち

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オセロみたい
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ノリノリの友達

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子どもたち、見てるゥ〜!?大人になると朝からソフトクリームを食べちゃっても誰にも怒られないんだよ!大人になるってこういうことだよ。楽しみにしててね。

牧場で食べるソフトクリームうますぎ。うしさんありがとう

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撮影タイムを撮影

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いよいよ体験。の前に、入念に手を洗い、アルコール消毒をする。それから飼育員さんから説明がある。うしさんは優しいが臆病なので、大きな音や声を出さないこと。うしさんは真後ろが見えないので、後ろに立たないこと。うしさんはものすごく重いので、うしさんがいる台には乗らないこと、など。うしさんのお名前はつむぎちゃんという。妊娠中らしい。おなかにそっとさわってもよいとのこと。

つむぎちゃん

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乳搾りをする私

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やわらかくて、ほんのり温かく、すべすべしていて、不思議な感触だった。おなかにも少しだけさわった。さっき食べたソフトクリームには、つむぎちゃんの牛乳が使われている。お礼を言った。持ち時間がわからなくて早々にありがとうございましたと飼育員さんたちにお礼を言って列を抜けて、しばらくつむぎちゃんの優しいお顔を眺め、手を洗ってその場を後にした。

 

「丘だ!」「おい!丘があるぜ!」「あとでのぼっちゃおうぜ!」と乳搾り体験の前に盛り上がっていたあの丘。

エグい傾斜

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順番にチャレンジ。31歳で小高い丘を駆け上がると死ぬことがわかった。私が一番最後だったんだけど、友達が撮っててくれた私のチャレンジ動画を見たら、わりと最初から全然足上がってなくてうけた。

先にチャレンジしていたので余裕がある友達たちと、疲労困憊の私

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ちょっと回復してきた

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嬉々として挑んだ丘にボコボコにされすぎて、お昼も食べずお土産屋さんにも行かず撤退。敗走です。お昼は結局帰り道で途中下車して、サイゼリヤで間違い探しに全員マジになりながらたくさん食べた。サイゼリヤ大好き!ごちそうさまでした!

 

帰りの電車では爆睡だった。つかれた〜!でも楽しかった。よい日でした。

おわり。

 

 

 

 

*1:夢枕獏先生著、小説「陰陽師」シリーズでの、主人公源博雅安倍晴明のお決まりのやりとり。ふたりがお出かけする場面は、このようにして始まることが多い。たいへん面白い小説なので読んでみてね!

最近の話

もくじ

 

 

 

仕事のこと

マジで毎日ミスしてる。やらかさなかった日がない。こないだヤバめのヒヤリハット案件を生み出してしまい、左右に座る先輩たちにめちゃくちゃ詰められ、メンタルがヤバくなる前に誰かの前に立っておいたほうがいいなと思って、早々に上司を呼び出して2人で反省会をした。前進はしてるよと言われたけど実感が全くない。つらすぎ〜〜〜!

 

福山雅治のこと

前回の記事で触れた主演ドラマが無事に最終回を迎えた。

前回の記事

衝撃の真実が明らかに…みたいな謳い文句が出回っていて考察班もちらほらいたが、どんな真実であろうとそもそも福山雅治大泉洋のバディものという時点でドラマ自体が勝ち確定演出なので、私は数週間前からSNSで「永遠に続編をつくり続けろ」「お前がTBS版相棒になるんだよ」と公式ハッシュタグ付きで番組と放送局の各公式アカウントにメンションしまくっていた。そのくせ後述するDOPING PANDAのライブの日と放送日が同日だったのでリアタイできなくてごめん。

翌日有休を取っていたので、朝飛び起きてまずはYouTubeで制作発表会、各キャストのインタビュー、キャストによるお楽しみコンテンツ、最終回最速上映会の模様、を全て時系列順に視聴してオーラを限界まで高めた。そして録画を視聴した。色々言いたいことがなくはないけど、大泉洋の演技力で全部許した。ちょっと泣いた。ましゃ(福山雅治の愛称)も泣いてた。映画容疑者Xの献身から変わらず、泣き方もそのあとの俯き方も美しい男。

夜、感想と解説を求めてきた妹にひととおり話をして、「ツーー…(涙が頬を伝う仕草)だった」と言ったら、私がドラマを楽しんだことを喜んでくれた。ちなみに我が家では感動の涙を流すことを「ツーー…(涙が頬を伝う仕草)」で表すんだけど、そういう家庭内でしか通じないリアクションみたいなのってあるよね?

今すぐシーズン2制作決定を報じて映画化しろ

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そして相変わらず第n次福山雅治ブーム真っ最中なので、通勤中はましゃの歌を聴いている。いつかのブームのときにめちゃくちゃ頑張って音声化した2009年とかのライブを聴きながら、煽り方が若くて笑っちゃう。「アリrrrrrーナも来いよォ!」とか今絶対言わないでしょ。かわいいな〜。あと歌もちょっと拙い。今のほうが断然うまいよ。『群青〜ultramarine〜』のファルセットとか今ならもっとうまく出せると思う。福山雅治でもこれ以上歌うまくなることあるんだ。やば〜〜!ファン引退できなさすぎ。ていうかライブ音源聴くの楽しすぎる。毎回ライブアルバム出してほしい。

あと聴いてて思い出したんですけど、『Homage』『つながる時間』『Check it out! Shake it up!』『Dogons』はいつ音源化してくれるんですか?

 

DOPING PANDAのこと

ユタカに恋して半年と少し。念願のDOPING PANDAのライブに参加することができた。ツアーの千穐楽、サブタイトルはmellow fellow。

会場の六本木EXシアター

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ユタカに恋した話

ほとんど初めてのライブハウス体験なので、推しバンドを追ってしょっちゅうライブハウスを楽しみまくっているソウルメイトにアドバイスを求めて、その通りにサロンパスを買ったりした。

対バン*1相手はthe band apartという、ユタカが癒着を公言してやまない仲良しの戦友バンドだ。このバンドも実はドーパンと同じように高校生の時に1曲だけ知っていて好きだった*2。だからドーパンが同じようにまた連れてきてくれて、とても嬉しかった。

the band apart、何もかもクオリティー高すぎてニコニコになった。完成されている感がすごい。気難しい感じなのかと思っていた荒井くんはなんかぱやぱやしていてかわいかった。関係者席で観てたDOPING PANDAHayato Beatくんを見つけて演奏中に指さしてニコ〜ッ!としてた。MCでは「このライブのために一番頑張ったのはフルカワ(ユタカ)だから!」と労いながら、「ユタカをね…笑顔にしてやってほしい」と結婚前夜の父親みたいなことを言い出して私がめちゃくちゃ笑顔になった。ユタカ、愛されすぎだろ。

何か素敵なことが始まる予感だらけの『Castaway』ではもう夢中になってしまって、満を辞して演奏された『The Ninja』かっこよすぎてもう何もできなかった。木暮くん!惚れざるを得ない。全体的にすごく安心して身を任せながら、それでも燃えさせてくれるバンドで、すごく楽しかったな〜!

DOPING PANDAサウンドチェックではHayatoくんがフラッと出てきてドラムちょっと叩いてスタッフさんたちとワハー!て笑い合って帰っていった。ドラムがかわいいバンド大好き。いざ本番で入場してきたユタカもTaroくんも元気そうでよかった。特にユタカはめちゃくちゃテンション高くて、この対バンへの思いを早口で熱っぽく語って、ギラギラしててすごく嬉しそうだった。

1曲目で最新作から『THE PROMISE』を鳴らしてきた瞬間に、去年の秋に出演したACIDMAN主催のフェスSAI2022でのガチガチへろへろ具合が嘘みたいにキマっててすぐ最高になっちゃった。『Lost&Found』大好き!矢継ぎ早に繰り出されるダンスチューンたちに「ドーパンのために温存」(荒井くん談)していた膝が爆発して客席が揺れる。次々と掲げられる指先の隙間から飛び込んでくるライトハンド*3の煌めき、拍手のボリュームをわざと下げさせてからブチ上げたり、くるっと回ってみせたり、『Transient Happiness』の定番開脚ダンスとか、 ""ライブ"" がうますぎて目が離せない。『I am a revolution』で「世代交代なんてバンアパにさせるわけねえだろバーカ」、『Crazy』で「I am sorry me ミラクル起こしちゃってさ」に歌詞変えてきて超盛り上がった。どこかの曲中ではまさかの「愛してるぜ!!」発言まで飛び出して、おい!私のせりふを奪うな。

アンコールのおねだりで鳴り止まない拍手がだんだん早くなっていっては急に最初のテンポに戻る、のを数回繰り返したあたりで両バンドが出てきてくれた。オフィシャルTシャツの宣伝があって、デザインが違うものを着ていたTaroくんがユタカに尋ねられて「21年前のTシャツです」と答えたとき胸がいっぱいになった。DOPING PANDAが解散して "趣味でベースを弾く人" になったTaroくんが、21年前にthe band apartと一緒に音楽やってたことをずっと大事にしてたんだ…。セッティング中のthe band apartにユタカがありがとうを言って回って、一瞬遅れてサムズアップしたり、軽く手を挙げてみせたり、それぞれの反応がきっとらしくて、それがすごくよかった。

セッションのあとでユタカが「写真撮っていいですか」と言い、お客さんたちはもちろん拍手で応えた。若い頃は「オレはそういうんじゃないんで」と記念写真に写るのを断固拒否していたユタカが!写真を撮りたがっている!素晴らしいことです。いくらでも撮りなさい。そしたら突然椅子が1脚出てきてユタカが座らされた。おじいちゃんの還暦祝いの家族写真かな?

左から、the band apartの荒井くん、原さん、DOPING PANDAのユタカ、the band apartの木暮くん、DOPING PANDAのTaroくん(緑のTシャツ)とHayatoくん(水色のTシャツ)、the band apartの川崎さん。荒井くんがユタカに優しくふれてるの友情すぎて気が狂いそう。

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締めの挨拶を任された原さんが、「DOPING PANDAは最高のバンドです。これからも2バンドをよろしくお願いします」とだけ言って帰っていくその背中に、ユタカが思わずといった感じで駆け寄ってそのまま抱きついてた。世界、輝きすぎ。

 

今回ライブに行ってみて、ライブってほんとに行けるんだって再確認した。好きな人たちが本当にいて、そうしようと思えばそして運が良ければ同じ場所で同じ時間を過ごせるんだってこと、私にそのちからがあること、本当にすぐ忘れるから、いつでも確認したい。

また行きたいな

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直後の感想連ツイ

セトリのプレイリスト!ディズニーソングのカバー*4を各バンド1曲ずつやってくれたのだけど、配信されておらず入れられなかった。ほかにも抜けてるけど是非聴いて楽しんでね

 

買ったもの

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サングラス本当に買った!深緑色のフレームと金色のテンプルに薄青のレンズ。ブランドはPADMA IMAGE。お世話になったお店は、観劇用の眼鏡もつくってくれたマトイニコメさん。今回も「人生で初めてサングラス買いたいので選ぶのを手伝ってください!予算は◯万円前後です!」と添えてメールで来店予約をして、いそいそと向かった。サングラス、自分とは関係のないアイテムだとずっと思ってきたけど、ふと私ってサングラス買えるんじゃないかと思い始めたらもう気になってきて、初夏のうちに試してみたかったのだ。

使用用途や好みでレンズの色の濃さとフレームデザインの方針を絞り込んでいくのだけど、私が基本的にアイウェアに関しては攻めの姿勢を崩さないので、ギリギリを攻めていきたいんですよねとかいうむちゃくちゃなリクエストのもと、店長さんとスタッフさんも巻き込んでああでもないこうでもないをずっとやった。イェール大の恥こと某四角丸眼鏡野郎と同類になりたくなくて左右非対称のフレームを遠慮して困らせまくっていたところ、お店に届いたばかりの段ボールから出してきてくれたこのフレームがあんまり素敵だったのですぐ気に入った。セルロイドのつるんとした、それでいてチープじゃない質感が最高〜!実は微妙に非対称なんだけど、さりげないからヨシ。

元々はクリアレンズが入っていたので、サングラスにするならレンズ交換になる。薄青のレンズに憧れていたから相談してみたら、綺麗だと思いますと太鼓判を押してもらったのですぐ決まった。なんとお店にレンズの在庫があったので、その場で交換してもらった。店長さんは、このフレーム僕も初めて実物をさわるんですよ、お客さま、持ってますねえと笑ってくれた。かけた時の見え方は裸眼のときとほとんど変わらないけど、なんとなく色温度が下がって見える感じ。でも日差しの下では目がちょっと楽になるので助かる。

予算内に収まったので支払しようとしたら、ご提示額より少し足が出たので…と謎の割引をされた。いや「前後」って言ったじゃん??ちゃんと利益を出してもらわないと回り回って私が困るんで払いたいんですけど…と食い下がったものの固辞されたので、ありがたくそのまま支払った。ありがたい!でも健全な経営をよろしくです。いろんな提案をしてくれたり、いっぱい試させてくれたり、接客がよすぎるすごくいいお店なので、いつまでもあってほしい。後日届いた似顔絵つきトートバッグに一筆箋を添えてくるところも好きだぜ…。

 

これも買った。アセクシャルフラッグ、アロマンティックフラッグ、そして中絶をすべての人に安全・合法・合理的な金額・利用できるものにピンバッジ。背景の布に丁寧に包まれて送られてきた。Happy Pride!

お店:doughnut

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行った場所

新宿にある世界一入りにくいギャラリーのオーナーのTさんがよそで個展をやっていたので行った。

ここもまあまあ入りにくい

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買ったばかりのサングラスをかけて行ったのに、しかも2年ぶりでもすぐ気づいてくれて嬉しかった。今回は絵画オンリーで、いくつか気に入ったのがあってよかった。中でも最近クラシック音楽を聴いて楽しんでいるというTさんの、その名も『演奏』というタイトルの絵があって、色遣いや雰囲気がなんとなくthe band apartっぽいなと思ってそれが好きだった。

夏のグループ展の作品づくりのためにインスピレーションを求めに行ったふしもあったけど、ますますわからなくなった。それを素直に言ったら、「え!?グループ展なんてやってるんですか!?しかももう何年も!?聞いてないんですけど!?」と言われた。Tさんは何故か私を気に入ってくれている(曰く「ファン」らしい)。

気に入った絵を中心にじっくり眺めて楽しんでいたら、後から来られたお客さんにチラシを手渡していただいた。お話を伺ったら故恩地日出夫監督の奥さまで、国立映画アーカイブで開催中の日本の映画監督追悼上映企画に作品がラインナップされているので、とのことだった。ご自身は映画の美術監督をされていて、チラシに載っている故人の方々はみんな知り合いだという。しかもこの日は携わっておられるイベントが本番で、現地のお天気が心配らしい。中止でもうバラしてるのかな〜連絡ないのよねとスマホを確認されるお姿が飄々とされていてかっこよすぎてはわわ…となった。Tさんとは20年来の付き合いで、知り合ったきっかけがどうしても思い出せないと不思議そうにされていたのがなんかいいな〜よかったな〜〜。

Tさんからは最後に「わかんないなりにとにかく手を動かして、わかりませんでした!って真面目にやればOK。まずはひとつ作ること」とかいう有用すぎる超具体的アドバイスをもらい、グループ展のお知らせを送る約束をして別れた。

 

石田ショーキチのこと

町田の推しことショーキチさんが、デビュー30周年記念としてScudelia ElectroMOTORWORKS石田ショーキチtrioで各1日ずつ3日間連続ライブをやりますとかいうこの世のきらきらの思い出を全部ぶちまけたようなイベントを発表してきて情緒がおしまいになっている。生きているとこんなことがあるんだ。人生って……すごいな!

チケットはまさかの先着順なので、つよつよインターネット回線のためにスマホを格安キャリアに切り替える検討を完全に破棄した。仕事休めないので、行けても2日分だけになる。でもそれが何だっていうんだ?1日だけでも行ければいいんだよ。会えればいい。なんて言いながら、本当は2日分絶対に行きたい。チケット取れなかったときの落胆具合が今から心配になる。そんなファンへの福利厚生として、全日程全編円盤にしてほしい。お願いします。それで救われる魂があります。

ショーキチさんの話

 

おまけ

野良猫たちとの友情をあたため直している。冬の間は本当に会えなくてすっかり忘れられてしまい、あんなに仲良しだったのに遠目から逃げられる日々が続いていた。根気よく挨拶し続けていたら、最近なんとかなってきてよかった。冬までの期間限定だろうけど、また仲良くしてね。

前に仲良しだった頃

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ところでブログのアイコン変えてみたい気がしてるんだけど、いいのがないから放置してる。

あとこの「最近の話」って記事タイトル、乱立してるよね。「最近の話」としか言いようがないんだけど、もっと時期がわかるようにしたほうがいいのかな。

 

 

 

*1:1つのライブイベントに複数のミュージシャンやバンドが出演すること

*2:『I love you Wasted Junks & Greens』という曲。聴いてみてね!

*3:ライトハンド奏法。ギターの弾き方のひとつ

*4:2002年発売のディズニーカバーアルバムに参加している。the band apart は『When You Wish upon a Star』、DOPING PANDAは『Go the Distance』を担当。ライブでもそれをやってくれた

最近の話

もくじ

 

 

仕事のこと

繁忙期が終わりつつある。終電コースとまではいかなかったが、そこそこ残業の日々だった。ただしそれは私がまだやれることの少ない立場(スキルレベル)だからであって、先輩たちは私の比ではなかった。来年はもう少しサポートできるようになれればよいのだが。とはいえ私も疲れてはいて、いくつかの映画を見逃したりしている。

転職して半年と少しが経過した。未だに人類史上もっとも仕事のできない人世界選手権で優勝しまくっている。初めての人事考課面談で上司に「なんで前職でできていたことがここでできないのか自分でもわかりません…今後が不安です…あとぶっちゃけ先輩がちょっと苦手です…」と正直にめそめそ話した。先輩2人に挟まれる席で仕事をしているのだけど、2人とも「(育成が)うまくいかなくて…」とか「任せられると思った作業でミスが…」みたいなことを席に居ながら上司との電話中に報告するのでつらい。わざと聞かせてるんだろうな。まあ私が悪いんですが…。

上司は「まあでも冷静に自己分析はできてるし、覚えることや手順が多いのはわかってるし、作業内容に理屈が追いつけばそんなに困らなくなるんじゃないかな。長い目で見て頑張って」と言い、面談は終わった。とりあえずクビではなさそうでよかったが、仕事において自己肯定感を得られないというのはなかなかつらいものがある。地道にやっていくしかない。

 

 

福山雅治のこと

私の最推しこと福山雅治(公式愛称・ましゃ)は、この春から日曜夜にドラマのW主演の片割れを担当している。FBI捜査官の役である。発表になったとき家族に報告したら、「え!?ましゃがFBI!?ほんとに!?ギャハハハハ!!」と大爆笑された。なんでだよ!FBI捜査官なんてオタクが推しに演じてもらいたい役柄ランキングTOP10には入るだろ!

ましゃが演じるキャラクターは中途失明した全盲視覚障害者でもあるので、放送前からかなり警戒していた。ドラマの公式Twitterは当初投稿画像にALT*1すら付けていなかったし、ましゃの公式アカウントも付けていないし、何よりましゃは視覚障害者当事者ではない。

そこで、ましゃの姿勢を確認するため、特集が組まれた雑誌を買い、読んだ。「もしこの作品が、当事者の日常の喜怒哀楽を描くようなものだったら、(引き受けるのは)難しいと思った」「白杖を使っている方をよく見かけるようになった。でも以前だって同じ頻度で見かけていたはずなので、これまでは意識していなかったんだろう」など、なかなか賢明な言葉たちが並んでいて、とりあえず胸を撫で下ろした。ましゃの相棒役を演じる大泉洋も、監修チームによく習っているようだった。マイノリティーを主人公にした作品が増えることについて質問され、「いいことだと思う」と答えていてよかった(当然だけどな!)。

私が懸念していたのは、このドラマ、ひいてはましゃ演じるキャラクターが、世の中に今なお強く蔓延る「マイノリティーはサポートを受けることに対して常に感謝の気持ちを表すべきで、申し訳なさそうに腰を低くしているべき。助けてあげたくなるような態度でいるべき」という意識を助長してしまうことだった。でもましゃのキャラクターは、できないことに対しては助けを求めるし、お礼も言うが、すみませんとか面倒かけますがといったことは決して言わない。

高校生のとき、授業で観た教育ビデオがある。うろ覚えだが、そのビデオでは周りのサポートを受けることについて車椅子ユーザーたちが意見交換をするシーンがあった。その中で、「サポートを受ける側は、そんなに申し訳なく思う必要はないんじゃないか。僕たちはもっと気軽に迷惑をかけてもいいんじゃないか」というような主旨の発言があり、すごくびっくりしたのと同時に、そうだよな、と思ったのを覚えている。

つまりそういうことで、私は今のところドラマを楽しんでいる。

ところでましゃのこの地上波連続ドラマ出演というのは私にとって思わぬ効果があって、今ましゃのことが大好きなのである。電波の向こうから第n次福山雅治ブーム到来。オリジナルアルバムを6年8ヶ月*2待たせる男が毎週1時間も動いて喋っている姿を無料で見せてくれるなんて、世界がバグっているとしか思えない。昨年末にライブに参加するまでの「福山雅治断ち」の反動みたいに通勤中にましゃの歌声を聴いては、歌が…うますぎないか!?このメロディーと詞、さては天才なのでは!?と毎日感動している*3

数年ぶりにましゃのライブに行って号泣した話

毎週1時間顔が見られて声が聞けるだけでこれなので、なるほど世の中の恋愛というものをすなる人たちはだから頻繁に会ったりするのだな…と気づきを得た。恋愛をするタイプの人たちって大変だな〜。でも関係性を維持発展させるために互いにコストをかけて努力をするさまは美しいと思うよ。

いや〜福山雅治ってマジでヤバいよね。何度ライブに行って姿と声を確認しても未だに私の夢まぼろしじゃないかと思ってるし、福山雅治がいつか死ぬなんてファンタジーだろ。死んで初めて生きていたことがわかるやつ。夢まぼろしでいいから絶対死なないでほしいけど。あんな、真空も大気もぜんぶ超えて時折びっくりするくらい強く明るく輝いててなんか泣きそうになっちゃう金星みたいな男が、このクソッタレな世界にいて同じ時代を生きていることの"""奇跡"""を噛み締めていきたいよな。武道館ライブ落選したけど。

いま私の中でアツい曲

 

その他

物価上昇つらすぎ。映画鑑賞券の値上げつらすぎ!映画館での鑑賞本数をちょっと減らさないといけないかもしれない。少なくとも余程のものでないともうパンフレットは買えないし、コンセッションに払う余裕もない。どんなに早く観たくても、数ヶ月後に交通費の安く済む映画館での上映があるなら、待ったほうがいいのかもしれない。つらい。選挙に行こう。

気づけばDOPING PANDAのライブまで約1ヶ月ほどになり、俄かに緊張してきた。ギターは相変わらず全然だめ。お風呂上がりのからだが柔らかい状態で練習すれば、手が大きく柔らかく開くようになるのでは!?と思ってそうしているけど、効果の程はわからない。一周回ってCメジャーが一番難しくない?あとAsus4もだめ。リフィニッシュには出してないし、ウクレレの友達とも遊べていなくてつまらない。

ジムに全然行けてなくて、体重と体型ばかりが変わっていく。どんなに言い聞かせても結局自分のからだを好きになれないのがつらい。

通信費を抑えたい。惰性で3大キャリアのユーザーを長年続けてきたけれど、再考する時だと思う。というわけでプラン見直しの来店予約をした。機種変更もしたいし。ちなみに、ストレージ残り30Gくらいの状態って、次はワンランク上の容量に変えたほうがいいんだろうか。わからない。

オペラ「めぐりあう時間たち」があまりにも良すぎて鑑賞後に本屋さんを2軒回って買った、ウルフの「ダロウェイ夫人」を積読してしばらく経つ。

映画「不思議の国の数学者」に感化されて、数学の問題集を中古で買って、最初の数ページを解いてみた。ミスが多くて笑っちゃう。でも数学にはロマンがあるよ。

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ファンデーションを新調した。普段メイクほとんどしないから何年も使い続けていたけど、いい加減肌に悪そうだったので。色選びのためにタッチアップをしてもらい、肌トラブルや悩みの有無を聞かれたが、何も答えられなかった。私は自分の肌状態に鈍感すぎて、自分の肌が乾燥しやすいのかオイリーなのかもわからない。みんななんでわかるの?そうして選んでもらった新しいファンデーションはグロウタイプで、あまりの軽さと伸びやかさにびっくりしている。今までセミマットだったから。美容液成分がたっぷり入っているので、むしろ付けているほうが肌にいいですよ!と言われ、ほんとかあ〜?と思いながら、大事なお出かけのときに塗っている。

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スタッフとして所属する劇団の公演が無事に終演した。ありがたいことに評判がよく、たくさんのお客さまに観ていただき、楽しんでいただいた。旗揚げ(結成)からウン年の記念企画として、スタッフを交えた劇団員対談を行い、色々話せてよかった。入団前のこととか知らなかったし、主宰や役者たちの日々の思いみたいなものは、こういうことでもないと意外と聞けない。今後も末永くお世話になりたい。

大入袋。もらうと嬉しいね。

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あ〜〜〜〜、ましゃの夏ライブ抽選外れてショックだから、何か買いものでもしようかな。サングラス、やっぱり買っちゃおうかな。

 

 

 

 

 

 

 

*1:Twitterの機能のひとつ。投稿する画像に説明文を1000字まで付けられ、その文はスマホの読み上げ機能を使って楽しむことができる。でもこの機能をネタバレ投稿用として使い、画像とは全く関係のない文章を添付する人などもいて、問題になっている。絶対にやめてください

*2:生まれた赤ちゃんが小学生をやるまでの期間と同じ

*3:ましゃはほぼ全ての楽曲を作詞作曲演奏しています

スニーカーを新調した話

靴をあまり持っていない。

マーチンの2ホールと8ホール、冠婚葬祭用パンプスの白と黒、SOU・SOU地下足袋、レインシューズ、仕事用のローファー、ジム用の安いやつ、そしてスニーカー。以上。

何足で暮らそうみたいなポリシーがあるわけではないけれど、靴を欲しい気持ちになることがあまりない。なので挙げた靴全員がスタメン。と言えば聞こえはいいが、「汚れても構わない(汚れてしまう前提の用事の時に履きたい)、どうでもいい靴」が一足もないのも、なかなか不便に思うときもある。

 

ヒールのある靴が苦手で、スニーカーをいちばんよく履くので、傷むのが早い。同居している家族もそれぞれスニーカーを持っているので、なんとなく被らないブランドのものを探したかった。それで2年前調べに調べて見つけたのが、「VEJA」だった。

フランスのブランドで、広告を打たずに原料生産者に報酬として還元したり、契約書を公開して透明性を確保していたり、色々すてきなブランドだったので買った。スニーカーはその1足しか持たなかったから、とてもよく履いた。で、2年でソールに穴が開いてしまった。

 

というわけで今回もVEJAでスニーカーを新調しに出かけた。本国ならリペアサービスに出せるんだけど、日本ではたぶん受付していない。お店に入ったら、2年前よりもはるかに多い数のそれがずらりと並んでいて、私がVEJAを履いていることに気づいて話しかけてくれた店員のお兄さんが、人気が出て取扱が増えたんですよと教えてくれた。好みを伝えるといくつかのモデルを紹介してくれて、試させてもらった。履いて店内をうろうろすると、今日のルックにすごくお似合いですよと褒めてくれた。買った。ちょろい。

 

開封の儀

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じゃーん!人生初のオールホワイト。2年前に買ったモデルも白だったけど、ロゴのところだけ黒だった。それでさえその時点で人生初の白系スニーカーで大冒険だったのに、私も成長したものだなあ。この歳になっても冒険のお買いものができるというのはよいことです。きっとこれからも冒険ができるんだろうな。

 

 

 

 

 

ところで、靴といえば思い出すものがある。

伊勢をめざす旅に出た少年ワタル。奈良の山中で道に迷ったワタルは、不思議な生き物を見ます。
導かれるままに辿りついた曽爾村で、ハルという腕白な子どもに出会います。2人は、村祭りで一緒に獅子舞を見たり、
雨の中、秘密の洞窟を探検したり、ワタルは迷子になっていたことも忘れ、ハルと村中を巡ります。
彼らを傍で静かに見つめているのは、成長して曽爾村を再び訪れたワタルです。
成長した彼もまた人生の岐路に立っていました・・・。

劇団維新派の「トワイライト」。2年前に配信で観た。人と邂逅と記憶の話だった。

「靴が覚えている」「靴、大事や」というせりふがある。履き古したワタルの靴。登場人物の誰に言うでもない、風のようなせりふ。終演後、もうすっかり暗くなった山中の帰り道が照らされて、そこに夥しい数の靴がまるで道標のように並べられていた演出を、ガラスの向こうから眺めたのをよく覚えている。私のスニーカーも色々なところに連れていってくれた。グループ展もしたし、映画館にもたくさん行った。ありがとう靴。また色んなところに行こうね。

 

ビフォー

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アフター
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おまけ

私の最推し・福山雅治はVEJAとMARNIのコラボモデルをお召しです。さすが、さらっとAIDS患者支援のTシャツ*1を何も言わずに着る男は違いますね。

福山雅治は、若い頃ルーマニアにあるAIDS患者さんたちの支援施設を訪れて以来(今でも交流があります!)、長年、自分のラジオのゲストにコンドーム博士的な方を毎年呼んで質問を受付してセーフティセックスの啓蒙活動をしたり、全てのCDのスペシャルサンクスに「Friends of Rumania」と入れたりしています。

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*1:

最近の話

もくじ

 

 

福山雅治のライブに行った

2022年12月31日、10年以上愛し続けている福山雅治(公式あだ名:ましゃ)のライブに行った。

ましゃはほぼ毎年、クリスマスあたりから大晦日にかけて冬の大感謝祭と称するライブをやってくれる。特に人気のある千穐楽のカウントダウンライブでは、一緒に新年を迎えることができるし、一年の最後の歌と最初の歌を聞かせてもらえるので楽しい。ましゃはああ見えてお茶目なところがあるので、昔、0時になる瞬間にジャンプしよう!!と言われて、会場の全員で「おれ、新年を迎える瞬間地球上にいなかったんだぜ」をやったこともある。かわいいでしょう。私もそう思います。

で、来たる2022年末のカウントダウンライブはどうだったかというと、実施されなかった。正確に言うと、ライブはやったのだが、カウントダウンのそれではなかった。なんと今回初めて翌1月1日もライブをやるというので、大晦日は夜の早いうちに終演するスケジュールが組まれたのである。まあええか…会えるなら…と健気なふりをして大晦日ライブに抽選申込をし、当選した。

 

グッズは事前購入会場受取にしたのでスムーズでよかった。このやり方は今後も継続してほしい。ちょっとダサいけど利益率いいし課金してあげようと思ってTシャツを買って、ライトバングルも買った。これは私がライブを遠慮している間*1に発売された公式の光り物で、SNSで誰宛でもなく質問を投げかけたら、親切なファンのかたが使用感を教えてくださって助かった。持つべきものは友とSNSのアカウント。

そして当日!入場!座席確認(転売対策で当日に座席がわかるスタイル)!スタンド!後方!塩治*2!ありがとうございます、スタンド後方席をあたため続けて10余年、殿(しんがり)は任せてほしい。いつもはだだっ広いパシフィコの展示ホールに限界までお客さまを入れるためにセンターステージ形式にして360度を客席で囲っているけど、ぴあアリーナMMではどノーマルなつくりかただった。キャパが実際少ないのもあってステージがすごく近く見えた。

なんの願掛けか、ライブ参加から離れている間じゅう「福山雅治断ち」をしており、新曲も既存曲も一切耳に入れずに過ごしていた。だからましゃに会えるならなんでもいいですと思っていたら案の定1曲目でバチボコに号泣した。ああ生きてる、笑ってる、今ここで歌ってる、楽しそうだ、ましゃもライブ楽しいんだ、よかった、よかった…と思ったら止まらなくて、明るい曲なのにめちゃくちゃに泣いた。

woo もう一年  また一年  頑張ってみるよ

もし君がいなかったら  とっくに壊れている

心color 〜a song for the wonderful world〜

は?こっちのせりふだが?

泣いていたらましゃの笑顔が見えない、涙を乾かすのに必死な私を置いて、ライブは進んでいく。ライトバングルは持っている人が多くて、客席が色とりどりの光で揺れる。いつかネットで見た、色のついたゼリーがたくさん入ったポンチみたいにきらきらしていた。主演した映画ガリレオ「沈黙のパレード」ヒットの話から流れるように始まったガリレオソングコーナーでは、私が練習をさぼりまくっており未だにうまく弾けない「vs. 2022 〜知覚と快楽の螺旋〜」をやってくれてめちゃくちゃ盛り上がった。歌のないインストゥルメンタル楽曲で、作曲&ギターは福山雅治です。ましゃはインストもつくれますし、持ち歌のほぼ全曲を作詞作曲しています、よろしく。

これがvs. です。かっこいいでしょう!

こっちは「99」。これもインストで、作曲&ギター:福山雅治。顔がいいだけのエセミュージシャン的なイメージを一旦忘れて私を助けると思って再生ボタン押してください

それから好きな曲もそうでもない曲もたくさんやってくれた。年々歌がうまくなっていくのに驚く。バンドメンバーたちも楽しそうでよかった。私の推しはギターの魔法使い今剛(こん・つよし。アニメ映画「パプリカ」の監督、今敏さんの実兄)さんとドラムの山木秀夫さんです。今ちゃんはドン引きするほどギターがうまくて、花道を歩いてくれることもあってかわいい。山ちゃんとはいつからか終演のご挨拶のときに観客と「お〜〜〜〜〜〜い!!」って言い合ってコールアンドレスポンスする流れが恒例になって、それがいつも楽しくてかわいい。

森の仙人みたいなギタリストが今ちゃん。ギターうますぎて笑いが止まらん

ところで、ましゃのライブでは客席全体でウェーブをやってアンコールをおねだりすることになっており、ましゃたちはそれに応えてバンドで2曲、そのあとメンバーは再度退場し、ましゃ一人だけで弾き語りで1曲、そして本当に終演、という黄金の流れがある。それはコロナ禍の今でも健在で、弾き語りは「桜坂」だった。このあと生出演する紅白歌合戦で同曲が披露されることは既に発表されていたので、まさかライブでやってくれるとは思わなかった。けれど、どのライブにも初参加のお客さまというのは必ずいて、やっぱり意義はあるというものだ。

主演映画「マチネの終わりに」でクラシックギタリストを演じて以来、ライブでも多用するようになったクラシックギターを手に、花道の先まで歩き、福山雅治は1万人以上の観客の前にたった一人で立ち、スポットライトを浴びる。ギターのボディが煌めく。シワの増えた愛おしい指が弦を滑る。少しぎこちなく始まるイントロ。

「…もっかいやるわ」

まさかのテイク2。珍しい!本人は完璧主義だからあとで反省会だろうし、安くないチケット代払ってるんだからキッチリやれやという批判は完全に正しいんだけど、こういうことはある意味ラッキーに思えてしまって、マスクの中で口角が上がる。少し置いていっそう慎重に奏で始めるようすを、思わず周囲も促すように頷きながら見守る。

そして外れる音。

「あれえ!?違うなあ」と素っ頓狂に飛び出る素の声。

違うなあじゃねえんだわ。

桜坂何年目ですか?(答:22年目)

ざわつく会場と、飛び交う「(紅白でうまく演奏できるのか)心配になってきた…」の声。それはそう。

三度目の正直でようやく成功。最初こそニコニコにやにやしながら聴いていたものの、Cメロの

君だけが  わかってくれた

憧れを追いかけて  僕は生きるよ

を、マイクを通さず四方を順番に向きながら歌ってくれた時には、もうそんなものは吹き飛んでいた。息を飲む音も許されないような静寂の中、観客と彼の間にある透明な質量だけがそれを知る声で、歌ってくれた。すごく嬉しかった。

演奏し終わったあと、「(紅白では)バンドだから大丈夫」「あとで編集します」と笑いを取りつつ、くるっと背中を向けてきて、「背中押してください!」。めちゃくちゃに叩いてやるみたいに全力で拍手した。受け取ってくれたましゃはかわいい笑顔で「行ってきま〜す!」と軽やかにNHKホールに向かって走り去っていった。

また逢おうね

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果たして紅白歌合戦の本番では、間奏の歌詞を間違えかけたものの、少なくとも素人が気づくレベルのミスはなく演奏できていてホッとした。年末にハラハラさせるな。

公式グッズ、ドラマ「ガリレオ」シリーズの主人公・湯川学のアクリルスタンド。湯川先生、これが年越しそばだよ。美味しそうだね

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湯川先生、彼がましゃだよ。濃ピンクの衣装が素敵だね。紅白歌合戦が未だに男女二元論に基づくチーム分けをしていることへの抗議かもしれないね
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ライブ直後の詳細な感想

 

↓ここからましゃと運営に対するご意見なので、見たくない人はスルーしてください

\ところで今日は〜〜!言いたいことがありま〜〜〜す!/

\な〜に〜!?/

\株式会社アミューズ所属の、福山雅治く〜〜〜〜〜〜ん!!/

\ウオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!/

まず、グッズが絶妙にダサいのをなんとかしてもらえませんか?周り見てもらっていいですか?本人がどこまで口出してるのか存じませんが、改善は感じるものの、もうちょっとなんとかなると思います。そうは言っても売れてるじゃんと思われるかもしれませんが、ファンはコロナ禍で運営が資金難であろうことをわかっているので課金するんです(もちろん本当に素敵なデザインだと思って買う人もいますし、それを非難する気はありません)。どんなデザインでも、売れるのは当たり前です。ダサい路線でいくならいっそのことやりきってください。「我福山雅治一生愛誓」とかプリントされたTシャツが出たら買います。あとアクスタについて、流行にのってくださってありがたいんですが、次は指さしポーズ含めた新規ショットでお願いします。

ライブ会場内は以前から写真撮影禁止のはずですが、終演後に直筆メッセージが表示されたモニターを撮る人を根絶させる気はあるんですか?会場は広いし観客は多いし、当日スタッフさんはたぶんバイトの方が多いと思うので、難しいのはわかっていますが。これは嫌味ではなく、対応する気がないならもうそれはそれでいいです。

次のアルバムはなるべく6年8ヶ月以内に出してもらえると嬉しいです。これは本当に個人的な意見ですが、アルバムオリジナル曲が3曲という状態のものをお出しされても、それはほぼシングルコレクションです。6年8ヶ月シンコレを待っていたわけではないです。シンコレをもう少し早い段階でファンに与えておき、オリジナル曲多数のフルアルバムをもう数年待ってもらう、というスケジュールではいけなかったんでしょうか。いけなかったんでしょうね。ご本人が納得のうえであのアルバムは発売されているはずですし、こんなことを運営が検討しないわけがないと思うので、色々事情がおありのこととわかってはいます。なので次待ってま〜す。

新規顧客開拓してください。既存ファンに甘えすぎではないですか?私は同担歓迎なのでどんどんやってください。潜在的なファンはかなりいるはずです。いいから夏フェスに出るんだよ。フジロックかロッキンに出ろ。一番デカいステージで演れ。そして虹とか桜坂とか王道の名曲を入れつつ、vs.とか99とかレボエボとかHumbuckerとかAround the worldとかのロックなインストでギタリストとしての顔を見せて、ナメきった態度のバンドキッズたちをボコボコにして虜にしろ。鈴木雅之を見習え!フジロックでステージ入場規制になったんだぞ。

最後に、これを今回いちばん言いたいんですが、パーカッションの三沢またろう氏を未だに起用しているのは一体どういう了見なんですか?声がかからなかったからといって腹いせに公式発表前にライブイベントの情報を暴露するようなプロ意識のかけらもないガキの演奏を、高いカネを払って聴きに行ったわけではないです。事情は知る由もないですが、彼が何もなかったように周りのレジェンドメンバーに囲まれ、笑顔で言葉を交わし、退場時に旗振りと楽屋先導を任せられ、愉快にメンバーを引き連れて歩き、観客に笑って見送られるのを見るのは、はっきり言って不愉快です。

 

 

推しと一緒に初詣に行った

もう既に意味がわからないとは思いますが、私もわかりません。

私には現在長崎の推し(福山雅治)のほかに、町田の推しがおり、初詣に行ったのは後者のライブイベントの一環だったからです。彼の名前は石田ショーキチといいます。

詳しくは過去記事を参照してください

まずライブ会場に集合してから、みんなで初詣に行って、会場に帰って、ライブ。恒例の新年イベントらしいのだけど、初めて参加した。緊張しすぎて喉カラカラになって最初に会場到着してすぐドリンク注文して5秒で飲み干した。

近いのよ

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ライブ会場のカフェにはピアノがひとつ、それからYairiの12弦ギター。近すぎて毎回びっくりする。パニックになりながら平静を装っているうちに時間になり、ショーキチさんの先導で会場近くの神社に移動した。

伸びた髪をマフラーに埋めて、使い込まれたリュックを背負ってショーキチさんはすたすたと歩く。背が高く、人混みの中でも目立つので、なんとか見失わずについていける。立ち止まって振り返り、「点呼!」「1」「2!」「3」「よし。全員いるな」「\ドッ/」。ゆるい。ゆるすぎる。こんなこと毎年やってるのか。オイ……かわいいな。

成人の日ということもあって神社は混んでいて、お参りエリアは規制入場だった。混雑にかこつけてすぐ近くに立ってみた。ち、近ェ〜〜〜〜〜!!でけェ〜〜〜〜〜!!息を止めてガン見。左耳の銀色が見たかったけど(セクシーなので)、それは叶わなかった。長い石段を上り、ショーキチさんに続いてお参りした。背中でけェ〜〜〜。最高。全員終えたあとは優しい人に集合写真を撮ってもらって、まさかの現地解散になった。「みんながおみくじ引いて一喜一憂するのを眺めるイベントを今年もやれてよかったです。私は先にお店に戻ってライブの準備をするので、30分後に集合で。じゃ!」と言い、ショーキチさんはマジで先に帰っていった。私は早速「小吉」( "ショーキチ"!)狙いでおみくじを試したところ、「凶」だったので見なかったことにした。五平餅の屋台が出ていて、ゴミ袋を持ってくればよかったと後悔した。

ライブはとっても素敵だった。実は数日前からショーキチさんが演奏曲のリクエストを募っていて、私は必死で面の皮を厚くして、何曲か送っていて、それが採用された。息を飲むよりも早くピアノが空気を揺らして、私の好きな歌が聞こえてきた。Hello, hello, this is Arcadia to groundcontrol 。

いつも眼下に昼の星や海を見ながら青い空を落ちてゆくイメージが浮かぶ、大好きな歌のひとつ。それからMOTORWORKS「World One Signもやってくれた。原曲はキーが高いのでほとんど叫ぶようにして頑張ってくれた。これを書いている今ではもう思い出せないけれど、確かに歌ってくれたのだ。本当に楽しい日になった。ありがとうございました!

右下の黒髪はショーキチさんの後頭部です

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おまけ

途中で挟んだ休憩でだったか、終演後だったか、お店の入口前のちょっとしたスペースを望む全面ガラスを背にした椅子に座って過ごしていると、ふと背中に小さな衝撃を感じた。寄りかかりすぎて何か傷めてしまったかなと慌てて後ろを振り返ったら、外のスペースに出してあった椅子にどっかりと腰掛けたショーキチさんの背中が、ガラスのすぐ向こうにあった。黙って向き直って冷たいガラスの感触を噛み締めたのは言うまでもない。本当にありがとうございました。

 

 

近況

転職から半年が経ち、未だに人類史上最も使えないダメ社員の座を守り続けている。ひとつできるようになるとひとつできなくなる、一進一退の攻防を繰り広げており、先輩たちに毎日小言を言わせている。でもまだクビを言い渡されていないので、とりあえず居る。4月と5月は繁忙期らしく、特に5月は終電コースだと脅されているので、今から戦々恐々としている。

前の職場(病院の薬剤部)、ゆるくて働きやすかったな…給料は安かったけど…と毎日恋しがっていたら、2人ほどから年賀状をいただいて、しばらくしてから寒中見舞いを返した。伊東屋、あそこは怖いところだよ、長く居るとなんでも買ってしまいそうになる。

 

ソウルメイトのご縁で、ミュージカル「おとこたち」の公開ゲネ*3を鑑賞した。私は男性性の有害さや男性同士のケアを描いた作品だと思って観てたんだけど、ソウルメイトは人間死ぬときはひとり!滑稽!ガハハ!って視点で観ていたみたいで、解釈がぜんぜん違っていて、人間……おもしろ!!となっているところ。みなさん歌がうまくて演技もうまくて素敵でした。

家庭内暴力の音声が流れるシーンがあって、演技がうますぎるあまりウッとなってしまう人ぜったいいるよなと思って、注意喚起してくれたらいいのに…と感想をあげていたら、後日対応してくれたみたいでよかった。

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ギターの練習は続けている。Bのローコードを押さえられるようになろうと、薬指でセーハするやり方をずっと練習していて、ようやく和解の兆しが見えてきた。ありがとうひさ子*4

まだコードチェンジは難しいけれど、この押さえ方ができるようになると、今までルート音を鳴らさずにごまかしていたハイポジションでのDやE、あとC#も正しく鳴らせることに気づいて感動している。the pillowsスケアクロウが正しく弾けるようになる。さわお、今までごめんね。

あとギターのネックの塗装がパリパリに割れていて、よくさわるところは木が剥き出しになって黒ずんでいて超かっこいい状態なんだけど、ギターにとってはあんまりよくないのかなと思って、リフィニッシュを検討している。ラッカー塗装のテレキャスターを持っている人がいたら、経年劣化でどういうふうにかっこよくなるか参考画像が見たいので送ってください。お手頃価格でリフィニッシュをしてくれるリペアショップの情報もお待ちしています。都心または横浜近郊でいいお店知ってる方は参考までに教えてください。

こういう状態。私より歳上のギターだけど、ボディは日焼けはしてても傷はほとんどないし剥げてもいないので、ポリ塗装だと思う

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6月はDOPING PANDAのライブに行く予定ができた。私がいきなり恋に落ちたようすは過去記事で確認できます。

とっても楽しみで今からそわそわしている。思いっきり楽しもうと思って翌日は有給を申請した。いっぱい踊って疲れ果てたい。それで鼓膜の奥に音があるまま眠ってしまいたい。

 

 

 

 

 

 

 

*1:以前、病院の事務員の仕事をしていたので、感染リスクを考えて数年ライブに行かなかった

*2:しおはる。塩の粒のように小さく見える福山雅治、またそのように見えるほど遠い座席のこと。類語に「豆治」「米治」などがある

*3:ゲネプロの略。本番同様の環境で行なう最終稽古のこと

*4:昨年2度目の解散をした日本のロックバンド NUMBER GIRL のギタリスト、田渕ひさ子氏。ギター初心者向けの弾き方講座動画があり、それを参考に練習している